春はそこまで

日本中が今、WBCで盛り上がっているのでしょうか。こうした世の動きにも無関心な自分ですが、今は目的のために1分1秒でも時間が必要なため、世間の話題から遅れています。元来、テレビすら見ないタチで、そもそもあまり娯楽というものに関心もないのですが、少しくらいは情報を入れねばと時間があればニュース程度は行きの電車でチェックしようと思っています。

いよいよ今日からマスクを付けることも自己判断となりました。今朝の電車では大方は先週同様で多くの方がマスクをしていました。もちろん現在の大量の花粉を考えると安易には取れない人も多いのかと推察しておりますが。こうしてコロナ禍から3年の時を経て、通常に戻る兆しが見えてくるのは嬉しいものですね。

さて、昨日は2週間ぶりに練習にも参加しました。日曜日とあって恒例のエルゴ測定からとなりましたが、この日は鈴木がついにレコードを大幅に更新するタイムを叩き出しました。これは実は先週からも予兆はあり、本人とコンタクトを取っていても手応えのようなものを感じているのが分かりました。

ですのでレコード自体は時間の問題かと思っており、昨日は生でその様子を見ていましたが、やはり以前より前半のラップ維持ができており、これは測定に際したレートに体が適応してきたことが大きな要因なのでしょう。もちろん残念ながら基準タイム更新とはなりませんでしたが、課題は後半のレート、ラップの維持と明白ですから、このまま続けていればクリアする日も近いことでしょう。

定例の測定機会はいよいよ残すところ1回となりました。まだ全員が目標タイム到達とはなりませんが、記録更新で少しずつその成果は出てきています。午後の乗艇を見ていてもそれぞれの水中強度や艇の加速、また何より練習への姿勢自体が変わってきている、そうも感じました。監督不在でも彼らは自分たちなりに目標に向かって進化を続けています。それが何より逞しくもあり、嬉しくもあるのです。

そんな中、私も負けてはいられないと午後の練習中は自転車伴走ではなく、自らもランニングを再開し、その一環で彼らの漕ぎを見ていました。とは言え、たったの3kmしか走っていないにも関わらず、足はすでに違和感があります。それでも目的を持って継続していかなければ、と改めて心にも誓いました。

そして夜にはこの日練習参加した部員らと共に予定していた小宴を開催いたしました。コロナ禍にあって中々こうした食事機会を作り辛かったわけですが、練習以外のコミュニケーション機会も必要だと本当に感じます。同時に、こうした機会での彼ら、彼女らの表情や会話を聞きながら、改めてこの時間、そして自身の置かれた境遇に感謝だなと実感もしています。

そして数週間後にはここに新入生を加え、いよいよ全学年が揃う部として活動できることを願っております。ちなみにその小宴でも皆には伝えましたが、恥ずかしながら私が監督を務めて以降、全学年が揃うことはありませんでした。必ずどこかで失われた世代?(表現がおかしいですね)があり、その度に危機感を募らせてもきました。

いよいよ今年こそはのチャンス到来ですからきっと4学年揃った新生青山学院大学ボート部の物語がここから始まってくれるのだと大いに期待したいと思います。皆さんもどうぞご期待ください。

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