今週に入り新型コロナ感染者数が軒並み増加傾向にあります。ようやく猛暑もひと段落と30度前後で推移していたら今度は再びコロナのニュースが大きなインパクトを与えています。先週比で見ても明らかな増加傾向にあるので、これはまさに第7波の入口にきているのでしょう。
こうなると心配されるのがやはり宣言の発出や試合等への影響です。ちょうどこれから夏休み時期に入り、人出は多くなることでしょうし、季節柄、人の集まる機会も増えていきます。今後、予定される全日本大学選手権や全日本新人選手権の開催に影響が出なければいいのですが。
とそんな心配をしていても始まりません。当部は当部でこれまで同様に感染対策を徹底し、粛々と来るべき時に向けて邁進していかねばと改めて思った次第です。
さて、今回のタイトルはまさにシンプルにその名の通りです。以前にもブログで触れましたが、第4の男、つまり男子漕手が今月より入部いたしました。この4という数字の意味は実は大きな意味を持っていて、これまで3人での活動ですとどうしてもクルーを組むための選択肢も限られることが多くありました。ペアで実施するにも一人があぶれ、クォドを出そうものなら私自身が乗る必要も出てきますからね。それが嫌というわけではないのですが、不在なことも多いこと、また競技特性上、偶数がいいのは間違いありません。
そしてもう一つ面白いことに第4の彼も名前に〝太〟が付くことです。決して今話題のキラキラネームではないのでしょうけど、世代の流行りもあったのか、漕手部員全員が〇〇太と綺麗にまとまったので、5人目以降には頭を悩ませそうです笑(決してそんなことなないのでご安心を)
そんな彼が入部を決めてくれましたが、初めての試乗会に来て以降、週末に私自らが乗ってダブルで基礎から教えてきました。元々高校時代に強豪校でラグビーをしていたのでポテンシャルは秘めており、フィジカルも強いのも見て取れます。まったく違う競技ということで最初は苦労していたようですが、回数を重ねるごとに慣れてきており、上達もこちらの想像以上に早いというのが印象です。
先週末は大会後のコース開放ということもあって人は少なく、コンディションも絶好でしたので、ドリルだけでなく、二人揃って漕いでみましたが、ここまで漕げるものなのかと少しこちらもビックリしたものです。鏑木、鈴木、吉澤にも同様のかたちでマンツーマン指導をしてきましたが、同じように指導しても必ず同じような漕ぎにはなりません。
これは体格や性格、そして柔軟性など多くの違いがあるからでしょうけど、一つ言えるのはおかげさまで私自身も教えるのが上達しているのかもしれませんしね。でも教えたことを実践して、パフォーマンスしてくれるのは嬉しいことです。頭に余計な雑念もなく、バランス意識もない今だからこそ、本当の意味での正しさ、基礎がしっかりクリアに飲み込めると思うので、そこは大事にしていってほしいなとも思います。
今後、練習を課していくとどうしてもそのあたりは疎かになります。苦しい中で素の動きが出たり、本来使うべき筋力などが使えなかったり、艇のバランスやハンドルテクニックにも影響してくるものですからね。これは1年経過した鈴木、吉澤にも改めて教えていかなければと感じましたので、この夏はそういう機会も持ちたいと思っています。
そして、今後の予定についても先日、部員らとオンラインでのミーティングにおいて大方の方向性を決めました。試験終わりの8月2日より夏合宿をスタートさせます。モーションは例年同様10モーション。これが多い、少ないの賛否はありますが、あくまで全体で行うものはこの加減がちょうど良いというものなのです。もちろん各自で足らない部分は個々に補うが前提で、メニューなんかは特に全体の底上げのためのやり方も考慮していくつもりでいます。
また、暑さや疲労とも戦っていかねばなりません。年々夏の暑さは過酷さを増しており、疲労回復がアスリートにとっては何より重要です。食事、睡眠、リフレッシュ、どう時間を過ごすかも考えて行動する、これが大学生の部活の基本でしょうからこのあたりもしつこく言っていかねばなりません。
目標レースについても現時点ではインカレ出漕基準をクリアしている鏑木のみが、エントリー予定ですが、最終切符をかけて今月にエルゴタイムトライアルは実施する予定です。もちろんこれがクリアできなくても1,2年生は10月に全日本新人選手権、また11月には東日本新人選手権が開催されるわけですからそれぞれの目標を見据えて取り組んでいくわけです。
今季はマネージャー3名の入部もあって、これから選手サポートと部の運営を共に考えてくれるという意味でも期待が大きくなっています。マネージャーの在り方というのは艇庫を持たない当部には必要か、そんな議論がいつの時代も話題になっていましたが、互いの立場はあれど、共に何を目指し、どう関わっていくかに尽きると思います。
どちらかが受け身になるのではなく、こうすることが部にとって良くなることと思えば、それぞれが考えて、行動し、新たな活路を見出してくれるものなのだと思います。今ではOB、OGへの定期的な連絡も疎かになっています。これはさすがに私一人で何役もこなすことへの限界というのが言い訳になりますが、コロナ禍にあっては多くの支援、サポートがなくなったのも事実です。
それをどうこう言うつもりもなく、今は部の運営を第一優先に部員らに目を向けて、時間を過ごしていくことを選択しているだけのことですから、ここから少しずつ多くの期待と共に応援が加わり、盛り上がっていくための方法を皆で考えていければと思っております。
秋にはもう一つ心待ちにしていることが実現するかもしれません。そういう意味では期待も大きく、今だからこそ一緒にできることが以前よりあるのかもしれません。あまり求めすぎると本人のプレッシャーになるので控えますが、この絶頂期にある今の部だからこそ信頼できる同志に関わってもらい、共に歩んでいってほしいなと思います。
まとまらない文章となりました。少しバタバタと過ごす毎日でゆっくりブログを書いている時間が今はあまり取れません。それでも自身の使命として、部の現状を報告していくことはこれからも続けていこうと思います。ここにこうして書くことができるだけの出来事があることの幸せを実感し、楽しみながら。
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