桜の開花が進む今日この頃。昨日まではまだようやく花びらが見え始めたという状況でしたが、一晩経って、今日は一段と開花が進んでいたような気がします。こうした桜の下で、その名の通り開催されるお花見レガッタですが、今年は70回記念大会ということもホームページを更新しながら初めて知りました。
学生時代も社会人時代もお花見レガッタでシーズン開幕!というのを当たり前にしていた自分にとっては思い入れもあり、気持ちの入る大会。今年は3名の部員全員が出漕を果たし、開幕戦に挑むことができました。実に何年振りのことだったでしょうか。
結果はホームページをご覧いただけれお分かりになるかと思いますが、シングルの鏑木は波いる強豪に混じっての準決勝進出を果たし、高校経験者にも競り勝つなど、想像以上の頑張りを見せてくれました。また千葉大学との混成で挑んだ鈴木、吉澤も昨日の予選では強風に煽られた結果、オールの腹切りにより艇を止めてしまうアクシデントもありましたが、本日の決勝では、早稲田大学との大接戦の末、惜しくも4位という結果に終わりました。
実はこうしたレース結果だけでは、彼らの成長や勇姿が伝わりづらいとも思い、レース映像をアップするために動画撮影を試みたのですが、残念ながら注意を受け、撮影することができませんでした。当然、ルールですから仕方ありませんが、ボート部を気にかけてくれる全ての人へ少しでも現地の状況を伝えたい思いではいましたので、申し訳ない気持ちです。
ただ、レース結果と同じくらいに喜ばしいことが2つありました。1つは2017年のボート部全体LINEに私が一方的にお花見レガッタ開催をアナウンスした結果、まったくの無反応だったのですが、昨日、今日と若手OBが三名現地に足を運んでくれました。残念ながらレース観戦とはなりませんでしたが、こうして後輩たちや部を気にかけてくれ、顔を出してくれることは本当に嬉しいものです。
またもう1つは土日にかけて部員らの家族をはじめ関係者も応援に駆けつけてくれました。現在の当部は少数の部員と監督一人が普段の姿です。それでも他大学とのつながり、親交で徐々に活気付いてきましたが、やはり内部から盛り上げていくことが重要です。そういう意味では、こうしてレースにご父兄の方々をはじめ関係者が足を運んでくれるのはとてもありがたいことです。
部を任せれて以降、躍起になって部員を増やしての活性化を目指してきた時代もありました。それでも当時から多くの人に応援してもらえる部を築き上げていくことが、目指すべき姿でもありました。それは単にOBだけでなく、言わば保護者会のようなかたちでも築いていくことで、多くの人が自然と集まってくるようなそんな組織団体のイメージです。
もちろんこれらはあくまで最終的な理想像ですが、こうして頑張ってくれている部員らの姿を一人でも多くの人に見てもらい、知ってもらいたいと切に願っています。とは言え、広報活動も最近は忙しさを理由に疎かになりがちですが、青山学院大学ボート部のファン作りを広げていければなんて壮大な夢も持ち続けていこうと思います。
興奮冷めやらぬ今日。もう少しレース結果や自身が感じたことなど、詳細に触れておきたいことは多々あるのですが、このまま書き続けると更にまとまる気がしませんので、今日はこれくらいにしようと思います笑(今日に限らずいつもまとまった内容になっていませんね、そもそも)
と言いながら最後にもう一言。春の合宿開始早々に自身のコロナ感染により不在となりました。そして仕事による環境の変化など、関わりが薄くなる一方で、部員らは期待に応えるだけの練習量とその成果を発揮してくれ、着実に成長してくれています。こうした皆の変化に驚きと同時にたくさんの感動をもらっています。部員らにはありがとうという気持ちと、まずはお疲れ様と伝えたいと思いました。
また今日、訪れてくれた若手OBからは、今の部員らが羨ましいという声を聞きました。もちろんその時々、私自身は精一杯に接し、彼らもそれに応えるように頑張ってくれ、彼らのおかげで今の自分があります。そしてそんな今の自分と共に今の部員がいます。これまでこの部に関わり、活動をしてくれた一人一人がいてくれたからこその今です。羨ましいと言った彼に申し訳ない気持ちと伝えたところ、共に歩んできた道のりは後悔も達成感も含めて誇りだと言ってくれました。
私自身は監督業を通じて、多くの感動と喜びをいつも皆からもらっています。だからこそいつだって感謝の念に堪えません。そして、この感謝の気持ちをかたちとして表すためにもボート部を発展し続けていくことが、責任であり、務めでもあると思っています。部が活気づいて盛り上がり、自然と人が集まる(戻ってくる)ようなそんな理想をこれからも追い求めていこうと思います。
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