巻き込む力

ようやく春を感じ、桜の開花が進み始めた途端に、真冬かのような寒さに逆戻りです。

この安定しない春という季節に振り回されつつも、明日からもう4月と考えれば、これからますます春を実感することでしょう。

新年度を目前に控えた先週末は、一足先にボート界の開幕を告げる毎年恒例のお花見レガッタが戸田ボートコースにて開催されました。

2月から開始した春練も途中、遠征合宿を挟み、再び戸田の地で残り期間を過ごしていましたが、その集大成とも言えるのがこのお花見レガッタです。

とは言え、今年は例年のようにこの大会を重要視はしておらず、出漕すら見送ることも検討していましたが、結果的にはシングルスカル、ダブルスカルで出場いたしました。

特にダブルスカルの淡路、白川についてはオフシーズンからこの春までペア艇で練習を重ねてきたため、当週の数日前にダブルスカルへ乗り換えて出漕に漕ぎつけたものです。

もちろんそれでもレース自体は問題なく出漕できレベルにあり、あとはこのレースへの参加する意味、目的をどう捉えるかという点にありましたが、レースのスピード感や相手と競ることを体現できる機会にはなったことでしょう。

そして結果的にはシングルスカルの飯尾もあわせてどちらのクルーも予選を見事に通過し、午後の準決勝に進出いたしました。

残念ながらその準決勝では敗れ、Aファイナル進出とはなりませんでしたが、合計3本のレースを経験できたことには意味もあったでしょう。

ただ、初日は冷たい雨の中行われ、かつ、アクシデント等でレース時間が大幅にずれ込んだため、水上で予想以上に待たされるという過酷な日でした。

また準決勝時間は17時前後ということで、ボート競技でここまで遅い時間帯のレースも中々あることではありませんから、これも貴重な体験だったことでしょう。

ただ一つ気がかりというか、素直に準決勝進出を喜べなかったのは、この日に激励会開催を予定していたからです。

 

そう、この3月29日はボート部の激励会を昨年に引き続き開催させていただきました。

何度かこのブログでも触れている激励会は4年生の卒業を祝う通称『追い出しコンパ』と現役部員のシーズン開幕を祝い、鼓舞する機会としてネーミングしています。

ここには1年から4年までの現役部員が集い、またその保護者、そしてスタッフやOBにも広く声掛けさせていただきました。

とは言え、昨年ほどの参加者数とならなかったのはOB,OGの参加者数が圧倒的に少なく、これはすべて私の力不足と反省もしています。

ただ、ボート部の部長である咲川先生をはじめ、若手OB、卒業生の保護者など多彩な顔触れで今年も賑やかに開催することができたことを嬉しく思っております。

久しぶりに会った4年生らも元気そうな姿を見せてくれ、春にはそれぞれが新たなスタートを切り、巣立っていくことへの寂しさを感じましたが、同時に期待もこみあげてきました。

閉会の挨拶でも彼ら、彼女らに送るメッセージとしてこれからの人生において、『巻き込む力』の大切さを伝えました。

この4年生らはちょうどコロナ禍で低迷していた部に、新たな希望の光として加入してくれました。

当時部員が一人という状況もあったので、どれほどその存在が心強かったか、そして希望に満ち溢れていたことか、今のボート部の発展には欠かせない存在でした。

そして、そんな彼ら彼女ら一人ひとりが自らの行動で、多くの人を巻き込み、好影響を与えてもくれました。

そんな姿を見て、巻き込む力を特に感じたのです。

巻き込むことには自分自身の行動力がとても重要です。そのための思いも必要です。

これからの時代、もしかすると人間関係や信頼関係なんてより一層希薄なものになりかねない、そう感じることもしばしばあります。

それでも人が人である以上、必ずや自分の行動、思いをもってすれば必ず良い影響で人を巻き込むことができる、それを身をもって体験した四年間だったのではないでしょうか。

だからこれからも常にそうあってほしい、そのことを意識して、ボート部を巣立ったあともここで学んだことを生かしながら成長していってほしい、そう願っています。

それは自身の人生をも豊かにしてくれるものです。皆ならきっとそれができると信じています。

これからのますますの活躍を期待しています。

 

という思いのすべてまでは激励会の挨拶では伝えられずにいました。

というのも準決勝のレースを終えて、選手や保護者方が到着されたのが19時前後。

開会してすでに1時間を経過しており、そこから正式に挨拶など頂戴したので、途中からは巻きの進行で、私の挨拶の出番の時にはすでに会場の制限時間ともなっていました。

ですが、現役に向けても今の思い、そしてここに集う皆さまにも感謝の言葉を簡単にながら述べさせていただきました。

そして参加された皆様からもたくさんの感謝という言葉が聞こえてくる本当にいい会だったと思います。

先にも触れた通り、ここにOB,OGの姿があまりないことが寂しくもありましたが、今以上に私自身も巻き込む力を発揮し、来年はより一層、大きな会場で?開催できることを期待したいと思います。

とにもかくにもいよいよ春の到来で、新シーズン、新年度を迎えます。

そして、いよいよ今週から新入生勧誘行事も開始されますから、ボート部としても新たな出会いが待ち受けていますように・・・。

*本日のワンショットは飯尾が激励会の集合写真をAIによりジブリ風イラスト化してくれたものです。最近の写真加工やAI技術はすごいですね!

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