念願の遠征を経験して

秋らしい日。そんな季節を感じる先週末でしたね。

あいにく土曜日は季節外れの大雨となったようですが、日曜日、そして文化の日の祝日はとても良い秋晴れでした。

おかげさまで、私もこの週末は両親とちょっとした旅行に行くことができました。なぜなら部員らが部としても数年ぶりの地方遠征を試み、不在としていたからです。

新人戦が終わり、文化祭シーズンでもあるこの時期は大学の講義も休みとなり、まとまった休みを取ることができます。

ですから、このチャンスに念願でもあった地方遠征を実現したいと以前より検討しており、結城コーチがいる城崎へと遠征する計画を立てていましたが、今回は急遽、富山遠征を決行することにしたのです。

これは以前から検討していた外部指導を受ける機会にもなり、富山国際大学の寺下監督にお世話になることとなりました。

その目的地となったのは富山県漕艇場のある神通川。

11月3日にはこの場所で、『HEAD OF JINZU』が開催される予定があったのも良いきっかけになりましたが、あいにく土曜日の大雨とダムの放流によってコース設営が不可能となり、残念ながら『HEAD OF JINZU』は開催中止となりました。

こうした雨天の影響もあって3泊4日で慣行した遠征合宿のうち乗艇練習ができたのも最終日だけのようでしたが、それでも多くの事を吸収できる大変貴重な機会となったようです。

それはLINEから送られてくる彼らからのコメントや写真、動画からも伝わってきており、この遠征がいかに充実していたかを物語っていました。

まだ私も結城さんも彼らと直接話せたわけではありませんが、今週末に行う定例MTGではそのあたりの話しをじっくり聞いてみたいと思います。

この4日間、当部を快く受け入れてくださった寺下監督、そして富山国際大学の皆さんには心から感謝を申し上げます。

なにより、技術の向上だけでなく、部員同士がこうした機会を通じて交流できたことが彼らのボート人生にとっての財産にもなるはずです。

それをこれから結果で証明していってほしいと願っています。

 

さて、そんなこんなで私自身がブログで書くネタが少なかった週末でしたが、当部の今後の予定だけお知らせしておきます。

まず11月17日には戸田ボートコースで毎年恒例のクリスマスレガッタ&埼玉県民レガッタが開催され、今年もエントリーを済ませました。

何か目的を持たない限り、選手らの出漕を今年は見送るつもりで考えていたものの、部員らは貴重なレース機会として出場を希望したので、そこは彼らに一任しました。

そしてこの大会には選手たちだけでなく、今年もTAを中心としたクルーがエントリーし、なんと保護者会メンバーもエントリーしているのです。

聞くところによると保護者会クルーも相当の練習を重ねてきているようで、普段は子供たちの結果を緊張しながら見守っている立場であるのが、今回は一転して、自らがレースを体験しようと挑んでくれます。

これはもちろんボート部始まって以来のことで、声援だけでなく、こうして自らボート競技に関わってくださるのもありがたいことですよね。

こうした機会や繋がりなんかもボート部を運営する上でとても重要なことだと改めて気づかされます。

以前は単に部員らだけで練習を重ね、レースに出るだけであったボート部が、今ではこうして多くの人に関わってもらい、盛り上げていただいているのも保護者の皆さまのおかげなのです。

先々はこうした大会にOBクルーなど、多くの方が1年に1度集う機会になればいいかもしれませんね。

そしていつかは学内レガッタなんかも大学と協議しながら企画できるといいのかもしれませんが、今はまだマンパワーが足りない実情ですから夢のような話しかもしれません。

 

そして今月末には今季を締めくくる納会も企画しています。

昨年のインフルエンザ騒動もあり、今年は部員、そして保護者と我々スタッフのみの企画として執り行わせていただきますが、春にはまたOBらを交えた激励会も企画しようと思います。

監督としては何もない?穏やかな週末を迎え、つかの間の休息を過ごしつつも、心はいつもボート部に向き、彼らの帰りを待ち侘びていたのが正直な気持ちでした。

今週末からはまた日常の練習に戻りますが、富山で学んだ多くの経験を生かせるよう、頑張ってもらいたいと思います。

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