ようやく涼しくなってきたかというくらいですが、朝晩になると冷え込み、布団から出るのも少し億劫になる季節ですね。
ただ、10月も終わりが近づいているのにいまだに日中は半袖で過ごせるというのも以前と比べると不思議な感覚です。
おかげさまで戸田のボートコースも週末は温かく、風もない過ごしやすいコンディションで練習することができました。
土曜日は主将の淡路が不在でしたが、新人戦明けの飯尾、白川と久々に会い、朝からのエルゴ練習を見ることができました。
新人戦に向かう上では乗艇に重きをおき、また細かい漕ぎについて触れずにきましたが、こうして久々にエルゴで見てみると改善した方がいいと思える点も多く、動画を見せながら意識すべきポイントを伝えました。
その場で手軽に撮影して、すぐにスローで再生してチェックする。時代の進化と言えばそれまでですが、こうしてすぐに伝えられるスマートフォン機器の恩恵も今ではしっかり受けています。
今、教えるべきこととしては、来季に向けた漕ぎの改善も大きな一つのテーマになっています。
当部のメンバーはどうしても上半身、特に腕に頼りがちな漕ぎが定着しており、それがパフォーマンスや漕ぎにも影響しています。
ボートは脚で漕ぐものと教えつつも、これを実践するのが中々難しいですよね。特に競技を始めた頃のうちは脚を使っているのか、使えているのかもよく分からず漕いでいた気がします。
でもどこかのタイミングでそれを習得するのですが、人によってその時期も違います。
ですから、なるべく早い段階で脚を意識できるように教えることが必要なのですが、いまだに悪戦苦闘しているのが正直なところです…。
また、年内はクリスマスレガッタというレクリエーションの大会は残るものの、レースというレースはないため、次なる一つの目標として12月に開催されるエルゴ大会に今年は挑むことにしました。
ここには自身らが決めた目標タイムを達成すべく、あえてそのためのプロセスも自分で決めるようにしたため、エルゴ練習の日はメニューも各自としています。
これまで当部のエルゴ練習は揃って行うものでしたが、今はあえて別々の道を選ばせています。それはもちろん成果主義という考え方に基づくものです。
成果主義と言えば、他にも新たな取り組みとして選手一人に対してTA一人がサポートしながらのウェイトアップも試みています。
これもある意味の成果主義であり、どのパートナーで誰が一番成果をあげられるのか、お試しの一か月を今過ごしているのです。
早くもその成果があったのか、飯尾がすでに70キロを超えたようで、、、パートナーとなったゆうなちゃんの管理に驚嘆してもいます。
また、選手らからは、食べたものを報告するので誤魔化せず、しっかりと考えて食事するようになったというコメントも聞かれ、全員にその成果が出てきているようです。
話しは逸れましたが、この日はエルゴ練習を終えてすぐに埼玉の僻地?へと二人を乗せて車を小一時間ほど走らせました。
向かった先は私の行きつけの聖地で、いつもコンディショニングをお願いしている八木さんのもとを訪れたのです。
私自身、現役時代から常にどこかしらに体の痛みを抱えていたため、色々な方法、人を試しながら改善に取り組みました。
結果、これと言った手応えもなく、現役を引退した後も、腰痛やらぎっくり肩やら常々悩みを抱えていたのですが、今はこうした悩みはほとんど解消されています。
それは八木さんに出会い、色々と教わったからでもあるのです。
インカレ前に体の不調を訴えた淡路を八木さんの下へ連れて行き、ケアをしてもらい大きく改善しました。
マッサージ、整体と名のつくところは数多く散見されますが、本当に劇的な成果を出せる人はごくわずかです。
そういう意味でも、八木さんのゴッドハンドはピカイチで、絶大な信頼を寄せています。ですから部員らの今後のケアやストレッチなども指導いただこうと思っています。
実際に連れていった二人も好感触だったようで、個々にも色々と教わったようです。
それぞれが持つ体の特性、その弱点を改善するだけで飛躍的に体を使え、そして故障のリスクを回避できます。
若いうちはどうしても消耗するようなトレーニングに目が行きがちですが、本来、こうした小さな積み重ねこそ体のバランスを考えると、とても重要なことなのです。
日常の生活様式における悪癖もきっとあるでしょうから、そういった部分での改善も今後は促していくつもりです。
このケアを一人がしてもらっている間に、もう一人を昼食に連れて行き、また交替で連れて行き、終えたと同時にまた二人を戸田に連れて戻ってきて時間を見て見ると、すぐさま午後の練習時間になっていました。
戻ってすぐに練習となるので、白川からは昼寝の時間がなかった(涙、と嘆きの声が聞かれましたが、私もたまの休みに休む暇もなく監督として精一杯働いたわけです笑
これは新人戦に付き添えなかった罪滅ぼしの一つでもありますね。
そして最近では部員らを八木さんのもとへ連れて行きながらも自分自身はそのまま帰る始末でしたので、近いうちに自分自身のケアにも行ってこようと思います。
この日の午後、そして翌日の練習など、まだまだ報告したいことはありますが、それはまた時間があるときにでも。
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