蛹から成虫へ

前回の投稿より2週間空きました。

8月より開始したインカレに向けた夏練。今年は今の時点で順風満帆とはいかず、紆余曲折と言うべきか、随分と遠回りをしています。

歯車が狂うとはまさにこのこと。

と思えるほどに、どこかにくい違いが生じれば、今まで順調に進んでいたものがうまくいかなくなることを改めて痛感しました。

先日の埼玉県ボート協会会長杯もまた、こうした部の状況が浮き彫りになるレースであり、結果でした。

でもそれは単なる敗北という結果だけの話しではなく、それぞれの行動における問題点が大きく起因するものでした。

ですからレース終了後のミーティングでも私はこれらを皆に問いかけました。

そして今互いに感じていることや部に対して思うことをそれぞれが述べる中で、これからどう行動するかを今一度考える機会を投げかけたのです。

言わばそれは単なる仲良し集団から、勝つために必要なことへの問いかけでもありました。

 

残念ながら答えはいまだにありません。

本来はいつまでに、どうする。その答えが聞けるものと思い投げかけたものの未だに明確な回答はない中で今日までを迎えています。

それも現状。今を嘆くより、明日を夢見ることを選びたいものです。

 

インカレまでも残り一週間です。

日曜日のボートコースでは総仕上げと言わんばかりに各大学のクルーが、その研ぎ澄まされたオール捌きと勢いを物語る艇の加速が目に飛び込んできました。

果たして今年のインカレではどういった結末が待っているのでしょうか。その答えは来週はっきりとすることでしょう。

 

物事には生まれ変わるために必要なこともあります。

完全変態昆虫は蛹の姿があることで別の生き物かと思える変身を遂げます。

その期間、蛹の中では幼虫の原型はどろどろに溶け、さまざまな部分をつくったり壊したりすることで、幼虫から成虫への大変身を行うことができるそうです。

我々ももう一つ上に行くためにはこうした時間も必要だった、そう後に言えるだけの期間になればいいなと願うばかりです。

『勝つために、チームをより良くするために』

これらの判断基準をもってすればきっと答えは見つかります。

今は信じて待ちましょう。何が起きようとも私自身の信念は変わらないのですから。

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