すっかり秋の気配を感じる季節になりました。
最近は自分の中で早寝早起きが深刻化しており、ただでさえ早い電車で通勤していたのが、更にもう1時間繰り上がり、始業開始2時間半前には職場で過ごす毎日。
ボート部員にとっては当たり前の体内時計かもしれませんが、一度こうなると癖になりつつもあるので、布団から出られない冬の到来を今では待ち侘びています。
さて、最後にブログ投稿した本学の推薦制度についてですが、これまた結城さんの発信効果もあって、多くの方にご覧いただけているようです。
もちろん賛否はあるとは思います。それでも今、我々が考えていることは包み隠さず発信していきたい、そんな思いでいますので、少しでも共感してくださる方に今後出会えれば嬉しい限りです。
私自身もインカレ後、少し日常生活に戻りつつも、疎かにしていた仕事に精を出し(とは言え、周りほど頑張っていません)、実家にも帰省するなど、少し気分転換を図りました。
そのせいもあって、インカレの時のように部活中心の行動ができておりませんでしたが、これは部員らにも伝わっていたのかもしれません。
そんな中、先週末は戸田のボートコースで東日本新人、スカル選手権が開催されました。
昨年から比べると1か月半ほど早い時期の開催ということもあって、インカレ後の練習期間では足りないと感じたのは当部だけではなかったでしょう。
一昨日、昨日と新人戦クルーのレースをいくつか観戦しましたが、上位と下位の差が歴然としており、これは1年生、2年生というたった1年間の差が、結果として大きな開きをもたらしている、そんな印象を大いに受けたのです。
それでも新人戦というのは未経験で大学から競技を始める1,2年生にとってはレース経験、そして結果を出しやすいということもあって、貴重な機会になっていることでしょう。
当部にしても今回は1年生の上野、飯尾のダブルスカルが本学としてある意味でのデビュー戦としてここに挑みました。
オックスフォード盾レガッタの混成エイトを終えて、約3週間ほど。
正直時間が足りずにどこまで漕げるかは未知な部分も抱えておりましたが、なんとかレースパドルくらいは漕げる状況で出漕を果たすことができたのは混成エイトがあってこそだと改めて思います。
予選では苦手とするスタートを無難に乗り切り、500m通過で1位を射程圏に捉える快漕を見せ、前半の妙に落ち着いた漕ぎを見ればもしや?という期待を持ちましたが、後半は疲れた様子はないもののオール捌きが大きく乱れ失速。
最後は2位でフィニッシュし、タイムでの準決勝進出に望みをつないだものの、結果、勝ちあがることはできませんでした。
翌日の順位決定では今度こそ1着でのゴールフィニッシュ!と送り出し、後半ラスト250mまで余裕のある漕ぎで、これは1着間違いなしと見ていたところでまさかのブイ当てで、艇を完全に止めてしまいました。
結果、最後は4位入線と初の1位フィニッシュはお預けとなったものの、それでも前半から凌ぎを削るレース展開を経験できたのは新人戦だからこそ。
当然物足りなさ、悔しさは私以上に本人たちにもあるでしょうから、ここからまた基礎を含めてしっかりと教えていかねばという思いをより強く持つことにもなりました。
そして、新人戦の併催となるスカル選手権に出漕した主将の鈴木も目標は優勝と高々に掲げ、インカレでの経験を生かすには絶好の舞台でした。
ですが、予選ではまた自身の不得意となるオーバーペースにて後半失速。結果、タイムでの決勝進出もなくなり、こちらは順位決定戦Bへ回ることとなりました。
当然、目標が目標だけに不本意な結果だったかもしれません。それでも予選の反省を生かし、午後に行われた順位決定戦では安定したレース運びで見事1着でフィニッシュ。
今季最終戦となるレースで最低限の仕事をしたのですから、来季に向けて今後さらなる成長を期待しようと思います。
とにもかくにも自身の気持ち、行動が結果に結び付いてしまったのかと思えるくらいに部としては不完全燃焼で大会を終えました。
今回、淡路はスイープ種目挑戦中であり、吉澤も残念ながら体調が戻り切らずの棄権と、全員総力で挑んだわけではありません。
それでもやはり常に勝利を狙い、常に貪欲に戦う姿勢が、いつもより欠けていたのも事実であり、レース経験で得られるものは多いとは言え、やはり最良の結果こそが活気にもつながることを改めて感じたものです。
またそんな暗い大会結果でしたが、応援団はいつも以上に華やかであったのは保護者の皆さまに加え、若手OBとして支援し続けてくれているジョン、米山、また久々に長谷までもが顔を出してくれたからでした。
こうしたつながり、また支援の輪が広がることは本当に監督冥利につきます。
今季残すところは今月開催される全日本新人ローイング選手権のみとなりました。ここでは新エースとなった淡路が当部を代表して挑み、部はじまって以来の快挙をもたらしてくれるかもしれません。
詳しくはまだお話しできませんが、この日、青山学院大学ボート部として現地応援に多くの方が駆けつけてくれるよう、これから声掛けをしていくつもりです。
皆さま、どうぞよろしくお願いいたします。
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