今の当たり前の環境に

猛暑の中、連日のように雷雨が続いています。このところは気温のみならず、異常気象というのを本当に肌で感じます。

そして気付けば今日はもう週の終わりで金曜日。私個人としては最近はもっぱら忙しさに追われて時間の経過が早いのをより実感しています。

終わらない仕事は週末に持ち帰り、監督業の合間に。そんなこともこれからますます増えてきそうで、覚悟の1年だなと言い聞かせている状況です。

先週末はインカレのエントリー期限も迫る中、予告していた公式エルゴ測定を実施しました。

複数名同時ではなく、一人ひとり実施するスタイルで、それを周りが応援するという当部ならではの方法です。

結果、上野が基準タイムを超える自己ベストを記録。また1年生の白川も初の測定ながら、先輩らに並ぶだけの記録を出してみせたのです。

とは言え、全員に言えることは決してこれがベストではなかったということです。

公式測定と位置付けたものの時間帯、室内環境、どれをとっても決してレコードが出るような状況ではない中で、よく漕ぎ切ったなというのが正直な感想です。

それくらいにこの酷暑は選手らのスタミナ、体力を奪っているのです。

次回、また同様に行うのではなく、ほんのひと工夫を加えたかたちで、彼らがベストパフォーマンスを出せるようにして行おうと改めて思いました。

それでもこうした苦しく、厳しい状況の中、全員が声をあげ、励ます姿、そしてなんとか壁を乗り越えようと挑む姿には感動すら覚えました。

部員たちは本当によくやっています。そう、改めて実感する日でもありました。

 

また乗艇に際しては故障リスクのあったダブルスカルのSRDを交換したり、インカレに向けたメンテナンスを行いました。

日々劣化する艇ですが、先日の保護者会でも触れた通り、本当にボートの用具は高価なものばかりです。

自分の買った物であれば大切にするであろうというほどの高額な物ですから、使用する部員らにも改めてそのあたりは理解をしてほしいなとも思います。

オール一つを取ってもそうですね。今回、実は最新のCompオールまで2セット購入させていただきました。(費用の工面もまだしていませんが、インカレに向けてまた寄付いただけることと切に願いながら笑)

OB会長である小賀坂さんがよく口にする『部員らには苦労させずにできるだけ良い艇、良い道具で練習をさせてやりたい』そんな部であり続けたいと私自身も思っています。

ですから部員らがお金の心配をすることなく、こうした環境を当たり前にしてやりたい、それが監督としての務めだと思ってもいます。

ただやはり、こうした用具が購入できるのは周りの支えがあってのものですから、〝今の当たり前の環境〟にも常に感謝の気持ちと大切に扱う気持ちだけは忘れないでほしいですね。

 

さて、昨日をもってインカレのエントリーが締め切られました。当部のエントリーについてはまだ部員らにも公表していません。

誰が、そしてどんなクルーで挑むのか乞うご期待ください。

そして、今週末には東日本選手権大会が戸田ボートコースで開催されます。

猛暑であることから異例の早朝、午前中開催ということですので、熱中症リスクを考えるとありがたいですね。

今回はダブルスカル3艇でそれぞれが、それぞれに課題をもって挑むことでしょうから結果ではなく、中身に拘るレースとなることを期待しています。

ご声援、宜しくお願い致します。

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